平素、社会福祉法人円明会まどか保育園の運営に関しまして、格別なご高配を頂きまして、誠にありがとうございます。第二種社会福祉事業としての保育所の役割は、子どもたちの最善の利益を尊重し、健全育成に重点をおきながら養護と教育の一体化を図り、豊かな人間性を育むことだと考えます。これは、保護者や職員はもちろんのこと、国や地方自治体および地域の人々を含めた社会全体で、未来ある──この国や地球の未来を創造していく──子どもたちを育てていくことと考えます。職員は、保育はもちろん子育て支援および地域福祉等々、様々な分野で専門職としての対応が求められる今日、事業所内外における研修を通じて、日々自己研鑽に励み、努力を惜しみません。施設福祉から地域福祉へと地域の重要性が増大している現状を鑑み、ケアワークは言うまでもなく、ケースワークも実践していかなければなりません。
乳幼児期とは、発達段階における最も重要な時期といっても過言ではありません。そのような大切な時期のお子さまを保育させていただくわけですから、緊密なる家庭との連携のもと、地域社会の暖かい見守りと支援を受けつつ、日々の保育事業および子育て支援事業を安全かつ適切に運営してまいる所存です。私は、前園長から引き継いだ素晴らしい保育の理論とこれを実践する素晴らしい職員とともにまどか保育園が地域に根ざした保育園として愛されるよう、保護者の方、地域の方、行政の方、企業の方など関係する皆さま方との協力のもと、日々の保育運営に邁進する覚悟です。
結びに、皆さまのご多幸と益々のご発展を記念いたしますとともに、引き続きご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

園長 山本 覚